島田駅南 きむらクリニック

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きむらクリニックからのお知らせ

Vol.19  おしりのことでお悩みの方へ(2015.5.16)

■■ お気軽にご相談ください ■■

 

痔は、場所が場所だけに、羞恥心から受診が遅れるケースが多く見受けられます。

成人の半数以上は痔の症状があるといわれれています。

悩んでいるのはあなた一人ではありません。

 

 

■■ 診断と治療 ■■

 

痔のタイプを診断します

出血の様子、痛みの有無、日頃の排便の様子、直腸診などにて、お話を詳しくお聞きしながら痔のタイプを診断します。

 

 

手術は必要?

診察にて手術の適応があるかどうか評価します。

出血の原因を検索するのため、大腸内視鏡検査が必要な場合もあります。

 

投薬治療 切らずにコントロールしていこう!!

外用薬 ▷ 坐薬や注入軟膏、塗り薬など、症状に合わせた薬を選択して治療を進めます。

内服薬 ▷ 痔の炎症をやわらげむくみを減らしたり、血行を改善する薬を飲みます。

 

また、便通のコントロールを開始する方もいます。

便秘は、肛門を傷つけたり、いきむことで肛門付近をうっ血させます。

下痢は、肛門を刺激するとともに、細菌感染を起こしやすくします。

便通のコントロールには、整腸剤や緩下剤などを組み合わせ、ひとりひとりに合ったおくすりの配合を見つけていきます。

 

痔と間違いやすい病気

おしりの周辺には、痔と似た症状の病気があります。

大腸がん(直腸や結腸のがん)、直腸脱、肛門掻痒症(そうようしょう)など

誤った自己判断をしないためにも、専門科の受診をおすすめします。

また、過去に痔と診断されたからといって、今回の症状も痔とは限りません。

早めの受診が大切です。

 

生活習慣が痔核の発症や悪化にも深くかかわっています。どんなことが痔核の原因や悪化の誘因になるかを知って、予防や症状の緩和に役立てていきましょう。クリニックマーク